豊胸・バストアップで失敗しない為に医師が答えるQ&A

豊胸手術の種類と特徴を教えていただけますか?

豊胸手術の特徴について

大きくは、シリコンバッグ豊胸・ヒアルロン酸豊胸・脂肪注入豊胸の3種類です。

回答した医師

THE CLINIC
THE CLINIC 院長 村田 八千穂

豊胸手術の種類と特徴

豊胸には大きく3タイプあります。
1つ目はシリコンが入ったバッグ(インプラント)をバストに挿入する、シリコンバッグ豊胸。ひとくちにシリコンバッグ豊胸と言っても、その形状や質感に違いがあり、数え切れないほどの種類が出回っています。
2つ目はジェル状の充填剤をバストに注入する、プチ豊胸。中でもメジャーなのがヒアルロン酸を注入するヒアルロン酸豊胸です。その他にもアクアフィリング豊胸やアクアリフト豊胸などがありますが、術後に健康被害を訴える方が後を絶たないとの情報があり、当院では取り扱いをやめています。
3つ目は脂肪をバストに注入する、脂肪注入豊胸。採取した脂肪を定着しやすいかたちに加工してバストに注入します。中でもメジャーなコンデンスリッチ豊胸は、加重遠心分離で良質な細胞だけを抽出して胸に注入する方法です。最近ではここに脂肪の定着を助ける働きを持つ脂肪幹細胞を培養して添付する再生医療のセルチャー豊胸も人気があります。

シリコンバッグ豊胸

1つ目はシリコンが入ったバッグ(インプラント)をバストに挿入する、シリコンバッグ豊胸。ひとくちにシリコンバッグ豊胸と言っても、その形状や質感に違いがあり、数え切れないほどの種類が出回っています。

シリコンバッグ豊胸の特徴

ヒアルロン酸豊胸

2つ目はジェル状の充填剤をバストに注入する、プチ豊胸。中でもメジャーなのがヒアルロン酸を注入するヒアルロン酸豊胸です。その他にもアクアフィリング豊胸やアクアリフト豊胸などがありますが、術後に健康被害を訴える方が後を絶たないとの情報があり、当院では取り扱いをやめています。

脂肪注入豊胸

3つ目は脂肪をバストに注入する、脂肪注入豊胸。採取した脂肪を定着しやすいかたちに加工してバストに注入します。中でもメジャーなコンデンスリッチ豊胸は、加重遠心分離で良質な細胞だけを抽出して胸に注入する方法です。最近ではここに脂肪の定着を助ける働きを持つ脂肪幹細胞を培養して添付する再生医療のセルチャー豊胸も人気があります。

大幅なボリュームアップを望む人に適したシリコンバッグ豊胸

シリコンバッグ豊胸は一言でいえばハイリスク・ハイリターンの豊胸術です。選択したバッグの大きさだけバストは大きくなりますが、体に傷跡が残る・バレの不安が付き纏うなど、心身ともに負担は大きいでしょう。そのため、何年かして取り出される方は少なくありません。事実、THE CLINIC 東京院では、これまでにいくつものシリコンバッグを取り出しています。こうした経験から申し上げると”おすすめしたくない”というのが正直な気持ちです。
ただ、大幅なバストアップを望まれる場合は、シリコンバッグ豊胸でないと叶えられないこともあります。そのような場合は、リスクを十分に理解した上で手術をお受けください。

THE CLINIC で除去したシリコンバッグの数々

手軽なバストアップを望む人に適したヒアルロン酸豊胸

ヒアルロン酸豊胸は一言でいえばお手軽な豊胸術です。シリコンバッグ豊胸のように手術のせいで目立った傷が残ることもありませんし、脂肪注入豊胸のように脂肪吸引をしたりする必要がありません。傷跡なし・ダウンタイムなし(ほとんどありません)なので、今日豊胸を決意して明日受けるということも可能かもしれません。
ただ、こうして勢いで手術を受けてしまう方が多いせいなのか、ヒアルロン酸豊胸は術後に「イメージと違った」という理由で除去を希望される方が多いように思います。中でもよくいただくご相談が「思い描いていたのとは違う触感になってしまった」というものです。豊胸で注入するヒアルロン酸は粒子が大きく硬いものなので、今ある触感のままバストが大きくなることをイメージされているのであれば、ご注意ください。私自身の感想ですが、ヒアルロン酸豊胸後のバストの硬さは、まるでそば殻がパンパンに詰まっていて押しても凹まない・弾力のない枕のような感じです。手軽さとともに、柔らかく自然な仕上がりを想定していらっしゃるなら、他の方法も選択肢に加えて検討された方が良いかもしれません。

ヒアルロン酸豊胸で硬くなったバスト

自然な仕上がりを望む人に適した脂肪注入豊胸

脂肪注入豊胸は一言でいえば自分の胸がそのままの形・触感で大きくなる豊胸術です。極めて自然な仕上がりが手に入ります。
ただし「脂肪吸引をしなければならない」とういハードルは高いでしょう。豊胸手術を望まれる方の中には、もともとのバストサイズがAカップ、ないしはそれ以下という”小さめな方”も大勢いらっしゃいます。こうした方たちはBMIが18.5以下の痩せ型である場合が多く「バストアップのための脂肪が確保できないかも…」と、はなから脂肪注入豊胸を選択肢からはずしてしまう方が少なくありません。しかし、実際にはBMI16の痩せ型の方であっても脂肪注入豊胸を行なった実績がります。
脂肪はデコルテへの注入も可能なので、バスト全体がふっくらとした仕上がりになります。大幅なバストアップは難しいのですが、コンプレックスを解消できる程度のバストアップは可能です。

脂肪注入豊胸後の自然なバスト