豊胸後は乳がん検診が受けられなくなるのでしょうか?
豊胸後の乳がん検診について
マンモグラフィ検診を断られてしまうことが多いだけで、受けられないというわけではありません。
回答した医師
- THE CLINIC 院長 村田 八千穂
マンモグラフィー検診は断られてしまう場合が多い
会社や市の乳がん検診は、決まった時間で決まった人数のレントゲンを撮り終える必要があるため、マンモグラフィーを用いることが多く、事前に豊胸経験の有無を聞かれるようです。このとき豊胸手術をしていると、断られてしまうことがほとんど。
マンモグラフィー検診では、バストを台と板の間に挟んで圧し潰す必要があります。シリコンバッグ豊胸ではバッグが破損する可能性が、ヒアルロン酸豊胸と脂肪注入豊胸ではしこりが破裂する可能性があり、危険なのです。加えて、もしこうした事態陥った場合、その責任を検査機関が負うのは難しいので、端から受け入れないケースが多いように思います。
豊胸後の乳がん検診は、エコーやMRIで受ける
乳がんは女性なら誰もが、なり得る病気です。早期発見で生存率が上がるので、何としてでも検査を受けましょう。
もし豊胸手術をしていても、エコーやMRIであれば検診を受けられるので、こうした検診を行ってくれる機関を事前に探しておくと安心です。